DNSサーバーの設定(server2)
IPアドレスを指定して通信できるようになったので、server1.nantoka.netのようなドメイン名を指定して通信できるように、server2にDNSサーバーを設定します。
以下の内容で設定を行います。
ドメイン名: nantoka.net
ホスト名: server1, server2
DNSサーバーのインストール
- server2にログインします。
- サーバーマネージャーで[役割と機能の選択]をクリックします。
- [役割ベースまたは機能ベースのインストール]を選択します。
- [サーバープールからサーバーを選択]をクリックします。
- [DNSサーバー]にチェックを入れます。
- [管理ツールを含める]にチェックを入れます。
- [次へ]
- [次へ]
- [必要に応じて対象サーバーを自動的に再起動する]にチェックを入れ、[インストール]をクリックします。
- インストールが完了したら[閉じる]をクリックします。
DNSの設定
DNSのゾーンを作成し、server1とserver2でIPアドレスを解決できるようにレコードを登録します。
- サーバーマネージャーのDNSタブのサーバー名を右クリックし、DNSマネージャーを選択します。
- [前方参照ゾーン]を右クリックして、[新しいゾーン]を選択します。
- [次へ]
- [プライマリーゾーン]を選択します。
- ゾーン名に nantoka.net を入力します。
- 「次へ]
- [次へ]
- [完了]
- 前方参照ゾーンにnantoka.netが登録されました。
- 引き続き、逆引き参照ゾーンを登録します。[逆引き参照ゾーン]を右クリックし、[新しいゾーン]を選択します。
- [次へ]
- [プライマリーゾーン]を選択します。
- [IPv4逆引き参照ゾーン]を選択します。
- [ネットワークID]に10.0.1を入力します。
- [次へ]
- [次へ]
- [完了]をクリックします。
- 逆引き参照ゾーンにレコードが登録されました。
-
[前方参照ゾーン]を右クリックし、[新しいホスト(AまたはAAAA)]を選択します。
- 名前にserver1を入力します。IPアドレスに10.0.1.1を入力します。[関連付けられたポインター(PTR)レコードを作成する]にチェックを入れ、[ホストの追加]をクリックします。
- 同様にserver2のレコードを登録します。
- 前方参照ゾーンのnantoka.netにserver1とserver2のレコードが追加されました。これにより、server2にホスト名+ドメイン名(例:server1.nantoka.net)で問い合わせを行うと、登録されているIPアドレスを回答することができるようになりました。
- 逆引き参照ゾーンの1.0.10.in-addr.arpaにserver1とserver2のレコードが追加されました。これにより、server2にIPアドレスで問い合わせを行うと、登録されているホスト名+ドメイン名(例:server1.nantoka.net)を回答することができるようになりました。
疎通確認(@server2)
server2で疎通確認します。
- server2でコマンドプロンプトを起動します。
- nslookupを起動します。
- server1.nantoka.net を入力します。対応するIPアドレスが確認できます。
- server2.nantoka.net を入力します。対応するIPアドレスが確認できます。
- IPアドレスを入力すると、対応するホスト名+ドメイン名が表示されます。
- Ctrl+Cでnslookupを終了します。
- server1.nantoka.netを指定してpingが通ることを確認します。
- 同様にserver2.nantoka.netを指定してpingが通ることを確認します。
以上でserver2におけるDNSサーバーの設定は終わりです。